SVT15N、SVT20Nスピニングドロップ型界面張力計

  • 非常に低い(1×10-6mN/m~ )界面張力測定が可能。
  • 動的界面特性の評価が可能。
  • 液滴追跡機能と自動計算により簡単測定。
  • 温度調節可能
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USBカメラと画像解析ソフトによりスピニングドロップ法による低い界面張力および動的界面特性が簡単に評価可能になりました。

主な用途

・原油採掘用界面活性剤などの非常に低い界面張力の測定 ・食品や衣料品、化粧品などのエマルジョンの安定性評価 ・医薬品や洗剤、インクなどのマイクロカプセル化の研究

測定原理

ガラスキャピラリーに透明の液体を満たしその中にその液体との界面張力を求めたいサンプル(透明の液体とまじりあわない液体)を入れ、そのキャピラリーを回転させます。 サンプルの液滴はカメラの中心でとどまるよう自動コントロールされます。キャピラリーの回転数を上げていくとサンプル滴は自ら横に伸び始めます。もしサンプルの界面張力(または表面張力)が強ければサンプル滴は球形を保とうとします。すなわちキャピラリーの回転数と液滴形状の測定から、透明液体とサンプルの界面張力を求めることができます。(両液体の密度のパラメーターは必要になります。) キャピラリーの回転数を周期的に上げ下げするとサンプルの形状も周期的に伸びたり縮んだりします。そのキャピラリーの回転数変化と界面張力変化の位相ずれから界面強度特性や降伏値を計算することができます。

SVT15Nパッケージ

非常に低い界面張力を簡単に測定するために開発された装置です。ビデオ画像の取得や液滴追跡機能が可能です。恒温槽により-10~130℃まで温度を変えることができます。SVTS20界面張力ソフトウェアは装置コントロールの他にヤングラプラス法を含む複数の計算方法により界面張力の自動計算を行います。

SVT20N

SVT15N同様、非常に低い界面張力を簡単に測定するために開発された装置です。加えて回転数を周期的に変えることができ、SVTS21オシレーションソフトウェアとの組み合わせで動的界面特性の評価に使用できます。温度は、恒温槽タイプの他にペルチェタイプ(-30~180℃)の使用も可能です。SVTS22により界面メンブラン膜の強度の解析も行えます。

キャピラリー

スピニングドロップ界面張力計 SVTの紹介

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仕様 SVT15N、SVT20N
測定レンジ 1×10-6 ~2000mN/m
回転速度 SVT15N:0~17.000 rpm、SVT20N:0~20.000 rpm
振動周波数 SVT15Nは不可、SVT20N:0.01~200Hz (最低回転数: 3.000rpm )
傾斜範囲 ±10°
光学系 パーフォーカル6倍ズームレンズ(0.7…4.5倍)
画像取り込み USBカメラ 最高123イメージ/秒
測定法 SVT15N:スピニングドロップ方式、SVT20N:スピニングドロップ方式 、振動スピニングドロップ方式
温調 SVT15N:-10~+130 ℃ (恒温槽による)、SVT20N:-10~+130 ℃ (恒温槽による)、 -30~180℃(ペルチェによる)
大きさ (L×W×H)420×290×370mm
重量 25kg
電源 100~240 VAC; 50~60 Hz; 450VA
オプション
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  • t100、t15+、Dynotester+

お問い合わせ・ご相談 03-3469-6715

物性分析機器事業部
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