Twin trough chamber 二槽式展開槽
- 展開槽の底の部分に山があり、展開溶媒の節約が可能
- あらかじめプレート表面を展開溶媒の蒸気での飽和が可能
- 飽和後、プレート側の溝に展開溶媒を入れて展開を開始
二槽式展開槽は、底の部分に山があり、展開溶媒の節約、前飽和による再現性の良い展開を得ることができます。
薄層クロマトグラフィー用の標準的な展開槽です。フラットな底の展開槽と比較して、必要な溶媒量が少なくなります。前処理または飽和のためにプレートの反対側の溝に飽和溶媒を満たし、十分飽和したところで展開溶媒を加えて展開を開始することができます。迅速かつ均一で再現性の高い展開にするため、サチュレーションパッド(濾紙)の使用を推奨します。
二槽式展開槽の使い方例
① 不飽和での展開
② 移動相によるプレコンディショニング
③ 異なる溶媒によるプレコンディショニング
溶媒蒸気による再現性の良い前処理
飽和溶媒はプレートと反対側の溝に入れます。
前処理の溶媒や時間は任意に決められます。
飽和後、展開溶媒をプレート側に入れることで展開をスタートさせます。
より再現性を向上させるためにサチュレーションパッドを壁面にはわせて下さい。
展開溶媒の使用量 (目安)
展開槽サイズ
20×20 cm:約20 mL
20×10 cm:約10 mL
10×10 cm:約5 mL
展開槽種類
10×10 cm ステンレスカバー
20×10 cm ステンレスカバー
20×20 cm ガラスカバー
20×20 cm ステンレスカバー
仕様 | Twin trough chamber | ADC2 | AMD2 | ATS4 | Derivatizer | Linomat5 | Plate Heater 3 | smartAlert | TLC Scanner 4 | TLC Visualizer | Twin trough chamber | UV Lamp 4 | |
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オプション |
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- 比較する:
- ADC2
- AMD2
- ATS4
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- smartAlert
- TLC Scanner 4
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アプリケーション
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薄層クロマトグラフィー HPTLC
薄層クロマトグラフィーはガラス板などの支持体にシリカゲルやアルミナを薄く敷いたプレートを用いて、混合物を移動相で分離する方法です。この技術は古くから行われており、特に天然物や未知の物質の分離、さらには複数の物質を同時に分析し、視覚的に分離の状態を確認することが可能です。ただし、外的要因を受けやすいため、再現性が取りにくく、定量分析には適していないとされています。