FOXシリーズ熱伝導率測定装置(断熱材用・HC-074)

  • ウレタン、スチレン、ガラスウール、ロックウール、真空断熱材などあらゆる断熱材の計測に。
  • 高い再現精度。
  • 熟練を要せず簡単計測。
  • オプションで外部熱電対使用可能。蓄熱建材の簡易比熱測定。
見積もり・お問い合わせ

FOXシリーズは誰でも簡単に断熱材測定ができます。熱伝導率測定の再現性を極限まで追求した装置です。

主な用途

・断熱材の開発、品質管理 ・蓄熱建材の評価

製品概要

FOXシリーズは、定常法-熱流計法を採用し、ASTMC518、ISO8301、JIS A 1412-Part2に準拠した熱伝導率測定装置です。キャリブレーションには、米国標準規格技術研究所(NIST)の標準板による校正値を採用しています。またユーザーの所持する標準板での装置校正も可能です。
FOXシリーズでは、誰でも簡単にウレタン、スチレン、ガラスウール、ロックウール、真空断熱材などあらゆる断熱材で再現精度の高い測定が可能です。
より目的に合った測定ができるよう、試料面積が[200/300/610/760]mm角の4種類に対応する7機種をご用意しています。 さらに大型の装置、配置する熱流計についてのご要望があればご相談ください。
FOXシリーズでは熱伝導率測定に一番重要である再現性を極限まで追求しました。
そのためプレートの温度コントロールは、熱電対に加え、熱流センサーを使用し、極めて高精度の温度コントロールとスピーディーな温調を実現しました。
これは、わずかな温度変化を捉えて大きな出力を出すという熱流センサーの特性を利用したもので、ソフトウェアが最適・最短のコントロールを行い、設定温度に限りなく近づけます。
これにより、従来機器と比べて大幅な時間短縮を実現したばかりでなく、プレートの優れた温度制御安定性(±0.03℃)を可能にしました。
最新式のアナログ/デジタル技術により、電圧が0.6μV、温度が0.01℃の分解能を達成しました。
強力な解析システムを活かした特殊な2段階PID制御と低熱容量設計の加熱/冷却プレートにより、非常に早い応答と高い温度制御精度を実現しています。 測定は自動化されており、エラーが入る要素もほとんどありません。

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仕様 FOXシリーズ
型式 HC-074
測定方法 熱流計法(JIS-A1412-2、ASTM-C518、ISO8301準拠)
熱伝導率測定範囲 0.005~0.35W/mK(600,801タイプは0.0015 W/mK~)
熱コンダクタンス 12W・m-2K以下
再現性 ±1.0%
温度制御 マルチタスク型PID制御 安定度±0.03℃
厚さ測定 エンコーダーによる4点厚さ計測。 分解能 ±0.025mm
キャリブレーション機能 ユーザーキャリブレーション機能により ユーザーサイドで所有す標準板での装置校正も可能
プレート標準設定 温度範囲 200,300シリーズ Hot 5~75℃ Cold -20~50℃ 600,800シリーズ Hot 15~65℃ Cold -10~40℃
プレート使用可能温度 200,300シリーズ -20~+95℃ 600,800シリーズ -10~+85℃ (但し標準設定温度範囲以上で使用する場合、プレート寿命が短くなる場合があります。)
オプション
  • 比較する:
  • FOX50
  • HC-10
  • HC-120
  • HC-121

アプリケーション

  • 断熱材の評価

    エネルギーの有効利用において熱マネジメントは重要な位置を占めるようになりました。その中の1つに断熱が挙げられます。断熱材の断熱性能は熱抵抗[m2K/W]や熱伝導率[W/mK]で表され、熱設計において重要な位置を占めます。

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物性分析機器事業部
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