HAAKE MARS レオメーター
- 大部分のサンプルは1~2mlのサンプル量で測定が可能です。
- せん断速度10-6~104までLogスケールで10桁の測定が可能です。
- 豊富な温度制御ユニットにより-150~600℃の制御が可能です。
- 日本語対応のユーザーフレンドリーなソフトウエアーが準備されています。
堅牢なH型フレームの採用によりフレーム中心部での測定になり測定が可能になりより安定した測定結果が得られます。
多種類の温調装置(ペルチエ素子、電気、液体窒素、循環式)が準備されていますので最適なユニットの選択が行えます。
主な用途
・インク・塗料などの分散系サンプルの研究開発分野及び生産技術
・電子材料ペーストの開発及び管理
・食品の触感、食べごごち、のど越し感、温度に対する口溶け感、ゲル化
・医薬品、化粧品の塗布感、たれ性、安定性評価、温度依存性
・スラリーの分散性、凝集性、流動性評価
・ポリマー物性の評価
・UV光源、熱、MR.ERによる物性評価
自由度の高いモジュラーシステムを採用
剛性を強化したボディと各種オプションセンサー類の取付が可能な自由度を実現
新通信システムによりwebによるリモートモニター、装置コントロールが可能
前後、上下の自由度、各種センサー類の取付バーなど研究者の発想でレオメーターの機能が広がります。
温調システム
目的に応じた温調システムで材料評価の範囲が広がります。
ペルチェ温度コントロール:-60~200℃(最低温度は冷却水循環装置の能力に依存)
電気ヒーター温度コントロール:-40~400℃(最低温度は冷却水循環装置の能力に依存)
リキッド温度コントロール:-40~200℃(温度範囲は循環恒温槽の能力に依存)
チャンバーコントロール:-150~600℃(室温以下は液体窒素が必要)
オプションシステム
ER、UVセル、圧力セル、画像解析、FT-IR・ラマンとのハイブリッド測定…etc.
仕様 | HAAKE MARS | HAAKE MARS | |
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最小トルク 回転 | MARS40 : 20 nNm MARS60 : 10 nNm |
MARS40 : 20 nNm MARS60 : 10 nNm | |
最小トルク オシレーション | MARS40 : 10 nNm MARS60 : 2 nNm |
MARS40 : 10 nNm MARS60 : 2 nNm | |
最大トルク | 200 mNm | 200 mNm | |
モーター慣性 | 10-5kgm2 | 10-5kgm2 | |
角度分解能 | 12 nrad | 12 nrad | |
最小回転速度 | CS:10-7 rpm CR:10-8 rpm |
CS:10-7 rpm CR:10-8 rpm | |
最大回転速度 | MARS40 : 1500 rpm (*オプションで4500 rpm) MARS60 : 4500 rpm |
MARS40 : 1500 rpm (*オプションで4500 rpm) MARS60 : 4500 rpm | |
オシレーション周波数範囲 | 10-6~100 Hz | 10-6~100 Hz | |
最大ノーマルフォース | 50 N | 50 N |
オプション |
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電子材料銀ペーストの開発品評価
インキや塗料などの印刷材料、コーティング材は、樹脂溶液に顔料を分散させた系や、樹脂を用いずに溶剤や水に顔料などの固体粒子を分散させる場合など、いずれも凝集分散系に特有の複雑なレオロジー挙動を示すことが多いことはよく知られています。 これら材料のレオロジー特性を把握することは、製造プロセスにおける混合、分散あるいは輸送などの条件決定や、品質管理や印刷、塗布の際の各種適性を評価する上で重要なポイントとなります。ペーストを実際に塗工する際は高せん断速度域の粘度値、レベリング性やタレ性を見る際には低せん断速度域の粘度値を見る必要があります。
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高粘度シーリング材の粘性評価
建材や車の製造において、高粘度のシーリング材が使用されています。このシーリング材は、隙間に充填することで気密性を高めたり、緩衝材として、さらに接着剤として使用されています。 このシーリング材の製造・管理工程で、粘度計が利用できます。