高粘度シーリング材の粘性評価

建材や車の製造において、高粘度のシーリング材が使用されています。このシーリング材は、隙間に充填することで気密性を高めたり、緩衝材として、さらに接着剤として使用されています。 このシーリング材の製造・管理工程で、粘度計が利用できます。

粘度測定とは?

粘度を計測する装置を粘度計といいますが、粘度計には細管式、落球式など様々な測定様式の装置が存在します。そのうち、B型粘度計に代表される回転式粘度計は、モーターの回転数を変えることができるため、シーリング材の製造段階や使用時に実際に試料に与えられる“シェア”を装置上で再現することができるため、様々な状況・工程における粘度を評価することができます。“粘度”計測する速度域が変わると値が変わるもの(非ニュートン流動)が多く、非ニュートン流体の粘度評価には回転粘度計が最適です。 研究・開発段階においては流動特性の把握や構造性の評価のために粘度測定が実施されます。製造段階においては、物性管理項目の一つとして粘度測定が実施されています。

B型粘度計での測定方法

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    シーリング材は非常に粘性が高く、また弾性もあるため粘度測定そのものが難しくなる場合があります。通常のB型粘度計のラインナップでは最も高粘度に対応するのはトルクHBモデルになりますが、シーリング材によってはHBモデルでも計測できない高粘度のものもあります。そんな場合、5HBモデルであればHBモデルよりもさらに5倍の粘度域を計測することができるため、シーリング材などの高粘度品の粘度測定が可能です。

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    さらに、少量サンプルアダプターを使用し、ソリッドシャフトタイプのスピンドルを選択することで、再現性良く粘度測定を行うことができます。

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    材料によっては、材料に含まれる空気がうまく測定できない要因になることもあります。粘度測定する前に試料の脱泡処理を行うことで再現性の高い測定を行うことができる場合があります。

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