zenCELL owl細胞培養イメージングシステム

  • 24ウェル小型顕微鏡
  • コンパクトで扱いやすい
  • 標準培養容器、CO2インキュベーターに対応
  • 24時間、リアルタイムのデータ取得が可能
  • 画像解析のアルゴリズム
  • 長期遠隔監視
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細胞培養の様子をモニタリングできるカメラデバイス。
タイムラプス撮影、細胞数のカウント、占有面積解析に対応しています。

〇製品

インキュベーター内で細胞観察

  • zenCELL owlは底面にカメラ24個、上部にLED光源が配置されていて装置ごとインキュベーターに設置できます。
  • 細胞の撮影のほかにタイムラプス撮影、細胞数・面積カウント、デジタルコントラストの機能があります。
  • 底面にあるカメラはプレート設置時に露出、光源の強度、フォーカスを各カメラで変更が可能です。
  • 観察開始から終了までプレートの出し入れなく細胞観察・撮影ができるため振動、温度変化、コンタミのリスクを減らせます。
  • zenCELL owl本体はPCとUSBで接続するだけですぐに使用が可能です。

 

〇特徴

インキュベーターに複数台入るコンパクト設計

コンパクト設計でインキュベーターに設置しても幅をとらないためインキュベーター内に複数台設置することもできます。
錆びやすいネジがないため清掃、消毒が簡単でメンテナンスが少ないのがメリットです。

各ウェルに対応したカメラとライト

ウェルプレートの下部には、24個のカメラが24ウェルプレートの位置に配置されています。フォーカス、露出を個々のカメラで設定して細胞の観察が可能です。上部にはライトがあり、ウェルの真上、または周囲4点の光で照らすことができます。

 

様々な画像の処理が可能に

細胞の様子を画像、タイムラプスでの評価だけでなくグラフでの評価も可能です。
セルカウント、セルの占有率の定量解析ができます。

zenCELLowl

 

機能

タイムラプス撮影

撮影時間、撮影間隔を指定して一定時間の連続撮影が可能です。
タイムラプス撮影で動画化することも出来ますので細胞の増減の様子を視覚的に捉えられます。

 

 

細胞数カウント、細胞面積

撮影した画像から細胞数のカウント、細胞面積を解析できます。
コンフルエント状態か確認できるため継代、分化のタイミングの最適化できます。

 

デジタルコントラスト

撮影した画像にコントラスト処理ができます。コントラスト処理をすることで細胞の影をはっきり捉えることができます。

 

〇利用例

アプリケーション

細胞毒性試験
添加した薬剤が細胞自身に毒性(有害)か調べるための試験。
薬剤を投与してから継続して観察が可能であるため試薬の有無、濃度違いでの細胞への影響を
簡単にスクリーニングして比較ができます。

 

スクラッチアッセイ
細胞を損傷させて薬剤等の試薬を投与し、組織の再生・回復能を評価する方法。
添加する試薬の濃度を変えて、培養細胞の活性に影響を与える条件を調べることができます。

 

継代時期の最適化
リアルタイムで細胞増殖、細胞面積の観察が行えるので、細胞の最適な継代時期を判断することができます。継代のタイミングを逃さないことで時間の短縮、コスト減に繋がります。

 

アプリケーション例
・継代、分化誘導のタイミング
・iPS細胞、ES細胞などの再生医療研究
・がん細胞に有効な薬剤のスクリーニング
・ウイルス研究
・疾患研究
・有用物質生産
・食品の細胞毒性

 

zenCELL owlの撮影例
下記のように多様な形状、大きさの細胞の観察をすることも可能です。

 

MCF-7 ヒト乳腺癌 スフェロイド

 

スクラッチアッセイ

 

〇顕微鏡との比較

作業時間の短縮が可能に

zenCELL owl

顕微鏡

設置時にフォーカス設定を行えば撮影、観察を
オートで行うため時間短縮になる。

ウェルの数だけ調整、撮影の作業を行うため時間がかかる。

 

環境の変化による細胞へのストレスの軽減

細胞のストレス原因

  • インキュベーターの開閉による振動、温度変化
  • プレートの出し入れによる振動、温度変化
    →培地の蒸発、細胞増殖速度・増殖パターンに影響して異常細胞の原因になる

zenCELL owl

顕微鏡

プレートの移動がないため細胞へのストレスを
最小限に抑えられる。

プレートを出しての顕微鏡まで運ぶ間に振動、
温度変化のストレスをかけている。

 

タイムラプス・画像処理が可能に

zenCELL owl

顕微鏡

10分~24時間の間隔でタイムラプス観察が可能。

個人の裁量次第で撮影間隔が変わってくる。
経験と感覚で撮影のタイミングを見極める必要がある。

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仕様 zenCELL owl
カメラ倍率 10倍
最大600倍
(デジタルズーム)
カメラ視野範囲 1.2×0.9 (mm)
画像解像度 5 M Pixel
光源 白色LED
カメラ CMOS
クリーニング溶剤 イソプロパノール
エタノール
プログラム撮影間隔 10 min~24 hr
デフォルト 10 min~
カスタムモード 1 min~
(使用するカメラの個数とPCのスペックにより最小値は変わります)
解析 個数、面積
出力 画像:png、jpg
データ:csv
寸法・重量 L/W/H:180/180/105 mm
重量:1050 g
使用環境 温度:20~45℃
湿度:20~95℃
オプション
  • 比較する:
  • ADC2
  • AMD2
  • ATS4
  • Linomat5
  • Opsis HSI-1700
  • Partector2
  • PermeaPad
  • PFT
  • Plate Heater 3
  • smartAlert
  • TA.XTplusC
  • TLC Scanner 4
  • TLC-MS Interface 2
  • Twin trough chamber
  • Unichiller200T-H
  • Unistat905
  • UV Lamp 4
  • VaporPro XL
  • Visualizer
  • WIBS NEO

ダウンロード

アプリケーション

  • 培養細胞の増殖曲線

    培養細胞を用いて実験を行う場合、一定の品質を保った培養細胞を用いることが必要不可欠です。細胞培養を行う際の温度、湿度、CO2供給量など外的環境要因を一定にすることが求められます。また、培養細胞が適切なタイミングで継代されていることも品質を保つうえで重要なファクターになります。 適切なタイミングで継代を行うには、コンフルエントに達しているかどうかを見極める必要がありますが、顕微鏡観察などで行う場合は見る人によって評価基準が異なったりしてしまいます。

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物性分析機器事業部
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