製薬分野の付着性試験

テクスチャーアナライザーについて

テクスチャーアナライザーではロードセルと呼ばれる荷重を検知するセンサーに治具を取り付け、その治具でサンプルを押したり、引っ張ったりしたときにかかる荷重や応力を測定することにより、硬さ・付着力・のびなどの評価を行うことが出来ます。これらの物性は幅広い業界・製品にとって重要で、研究開発、品質管理、製造過程、様々な場面で測定されています。

粘着性、付着性の評価について

湿布等を使用するとき、粘着力が弱すぎるとすぐにはがれてしまいますが、逆に強すぎると剥がすときに剥がしにくくなってしまいます。また、クリーム剤を肌に塗ったとき、べたつきが強すぎるものはあまり使用感が良いと言えません。これらの『使用感」は人によって感じ方や好みが大きく変わってくるので、官能評価で比較するのは難しくなります。テクスチャーアナライザーでは付着性も数値化することが出来ますので、数値での客観的評価を行うことが出来るようになります。

測定方法

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    貼付剤の粘着力試験

    テクスチャーアナライザーでは薬局方第17班の「ピール粘着力試験」と「プローブタック試験」に対応しており、貼付剤の粘着力試験を行うことが出来ます。ピール粘着力試験では、粘着面を試料板に圧着させたあと、90度もしくは180度に折り返して引きはがすときの力を測定します。プローブタック試験では、貼付剤の粘着面に規定された円柱状プローブを短時間接触させた後、引き剥がす力を測定します。薬局方に沿って測定を行う場合は条件は決まっておりますが、実際の使用感の測定を行う際は治具や条件を変えるなど、サンプルに合わせて応用することができます。

  • 2

    クリームや軟膏の付着性の評価

    クリームを塗ったときには、べたつき(付着性)が使用感に大きな影響を与えます。伸びやすさの評価には粘度計などがよく使われますが、べたつきは粘度計では測定することはできません。テクスチャーアナライザーの測定では、クリームの中に円柱プローブを突き刺して引き抜いたり、クリームをうすく伸ばして一定時間押し付けてから引き上げたりすることでべたつきの評価を行うことが出来ます。

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