エンジンオイルの粘度評価

エンジンオイルの評価

自動車に適したオイルの粘度は、走り方、車種によっても異なります。高速性や燃費、エンジンの保護に影響を与えます。また外気温の違いによってもオイルの粘度に影響を与えるため、寒冷地にも対応するには温度と粘度の関係が重要になります。エンジンの稼働状態により、オイルの機能を発揮しないことがないように粘度変化の幅を調整する必要があり、温度による流動性の違いを把握しておく必要があります。

粘度測定

ブルックフィールドの回転式粘度計は、試料と接触したスピンドルをある回転数で回転させるために必要なトルクを粘度値に換算して計測します。速度に応じた流動特性を求めることが可能です。様々なオプションがあり、サーモセルを使用すると300℃までの温度での測定が可能です。

エンジンオイルの粘度測定

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    温度変化に対する粘度測定

    サーモセルは300℃までコントロール可能で、使い捨てスピンドル、チャンバーも使用できます。 エンジンオイルを40℃と100℃で測定しました。LVDV2Tにサーモセルを付加することで低粘度のサンプルを高温で精度よく測定することが可能です。

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    速度依存性

    共軸二重円筒のサーモセルは回転数を変えながら測定を行うことで、各せん断速度での粘度を把握することができます。 両温度ともに測定回転数を変更しても粘度値は変わらず、ニュートン流体の性状を示しています。

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