英弘精機株式会社は九州大学と共同で2024年11月27日に開催された「SIP/BRIDGEフォーラム」に参加しました。
本フォーラムは、内閣府主催SIP/BRIDGEプログラムの一環として開催され、未来の社会を見据えた革新的な研究発表や社会実装イメージやその課題について活発に議論する場となりました。
また、国土交通省PD・九州大学名誉教授 小松利光氏からも、革新的な統合気象データを用いた洪水予測の高精度化や日常生活に与える影響等について発表と議論が行われました。
英弘精機は気象データの新たな活用方法を探求し、より安全で持続可能な未来の社会づくりに貢献することを目指しています。
英弘精機は先進的なモニタリング技術による洪水予測の向上を支援
英弘精機は、降雨予測の精度向上を目指す「BRIDGEプロジェクト」の取り組みに貢献できることを誇りに思います。このプロジェクトは、降雨予測を通じて水位や洪水の可能性に関する予測を改善することを目的としています。
日本気象協会や九州大学などの主要機関と連携し、弊社は水蒸気と温度を測定する高度なライダーシステムを提供し、大気の重要なパラメータのモニタリングを支援しています。このシステムは、豪雨のパターンを理解する上で重要な指標である水蒸気フラックスの評価において重要な役割を果たしています。
初期分析では予測モデルの改善が期待されていますが、その成果を確認するためには、雨季(5月~10月)におけるさらなるデータ分析が必要です。弊社は、これらの取り組みがAIの進歩と相まって、より正確な洪水予測と防災体制の強化につながることを期待しています。
BRIDGEプロジェクトを通じて、英弘精機は、社会のニーズに応える技術の開発と環境モニタリングの発展に尽力するというコミットメントを改めて表明します。弊社は、ステークホルダーの皆様と協力しながら、安全で気候変動に強い社会の実現に向けて有意義な貢献をしていきたいと考えています。