20192/22金
お知らせ
英弘精機は南極気象観測に貢献しています
英弘精機の太陽追尾装置,サントラッカーSTR-22はその信頼性と耐久性の高さが認められ、2004年に気象庁南極観測で採用され南極 昭和基地に設置されました。南極観測事務室の森陽樹氏に、太陽追尾装置がどのような用途に使われているか、また ここ数年どのようなメンテナンスが行われているか伺いました。
森氏によると、英弘精機のサントラッカーSTR-22はメンテナンスがほとんど必要ないことが大きな利点として認識しており大変満足しているとの事でした。ハーモニックギアシステムは、ベルトドライブシステムよりも耐久性が高く14年間トラブルなく稼働しています。
直達日射・散乱日射計測に1台、赤外放射・大気混濁度計測に1台の計2台が現地で稼働、停止時間ゼロを確保するために1台が現地でのバックアップ、1台がメンテナンスのためにドック入り(英弘精機)の合計4台の体制で運用しているとの事でした。
メンテナンスは4台をローテーションさせることで4年に一度、英弘精機にて、ギア部の清掃と注油、さらに必要に応じて電池、ガスケット、乾燥剤を交換します。最後にサンセンサー光軸の調整も行っています。
英弘精機は今後も高精度で信頼性の高い製品を開発し南極気象観測に貢献していきたいと考えています。
記事の終わりに、本記事作成にご協力いただきました南極観測事務室の森氏に感謝申し上げます。
Photo provided by Office of Antarctic Observation, Japan Meteorological Agency
写真提供:気象庁 南極観測事務室