表面張力
表面・界面張力、表面自由エネルギーとは
液体表面の分子は分子間力により液体内部に引かれており表面積をできるだけ小さくした形をとろうとします。この液体の表面積を小さくする方向に働く力を表面張力[mN/m]といいます。また、固体表面分子は気体面から粒子引力がほとんどないため余分なエネルギーを持ちます。このエネルギーを表面自由エネルギー[mJ/m2]といいます。固体の表面自由エネルギーと液体の表面張力は等価に扱うことができ両者ともぬれ性に大きく影響を与えます。また、液体と液体の間で発生する界面張力はエマルジョンや界面活性剤の評価など分散に寄与する重要な指標です。
英弘精機では、画像方式、重量方式、最大泡圧方式の表面/界面張力の計測装置を取り揃えておえり、それぞれの方法の特色を生かした装置提案が可能です。最新の計測技術とソフトウェアにより、界面、表面張力の評価を行い、新しい技術開発にお役立てください。
製品一覧
自動接触角測定装置 OCAシリーズ
基本測定から最先端の研究まで
- 静的/動的接触角測定、表面/界面張力測定、表面自由エネルギー解析が可能
- 大型OCA25L、高温OCA25HTV、高圧OCA25-PMC750などに対応
動的表面張力計 シータシリーズ
研究からQCまで。持ち運び容易な高性能動的表面張力計です。
- 低粘度溶液(100cP以下)の動的特性の評価に特に有効です。
- スタンドアローンで使用できます。
- ハンディタイプのコントローラーで現場持ち込みが可能です。
- サンプルの温度を常時モニタリングできます。
- PCからの装置コントロールが可能です(ソフトウェアはオプションです)。
動的接触角・表面張力計 DCATシリーズ
高分解能荷重測定による液体の表面張力、ぬれ性の評価に
- 動的接触角や表面張力の自動測定に
- 簡単操作と高い再現性。高速データサンプリング。
- 高精度天秤によるファイバー・粉体のぬれ性評価が可能
スピニングドロップ型界面張力計
非常に低い界面張力の計測に
- 非常に低い(1×10-6mN/m~ )界面張力測定が可能。
- 動的界面特性の評価が可能。
- 液滴追跡機能と自動計算により簡単測定。
- 温度調節可能